毎月一日は映画が1000円という事で、高い映画が安くなるという事で、
仕事を抜け出しほっぽり出して、行ってきましたグスコーブドリ。
新宿ピカデリーというおしゃれなビルの11階の程よい大きさのスクリーンで、
ここはネットでチケットも席の予約も出来るというので、
少し前の席しか取れなかったけれどもちゃちゃっと取って行きました。
いやはや便利になったものです。
アニメーターでも持ってってよかったクレジットカード。
グスコーブドリの伝記は大学の頃から杉井先生の授業やなんやらで、
観たり聞いたり読んだりしていたので、ある種使命感のようなものを、
悪く言えば仕方なしに観に行った次第であります。
結論から言えば銀河鉄道よりも眠くならなかった、と言った感じです。
何だかひどい言い様ですけど銀河鉄道を、
ついに一度も眠らずに観る事が出来なかった私にとってはこれは快挙なのです。
ただ劇場という場や前日きちんと睡眠をとれたなど理由は色々ありますが、
見終わった直後に感じた感動はまさしくこれしかありません。
あと先に見ていた友人が寝てしまったと言っていたのと、
斜め前の女子達が眠かったと終わった直後に言っていたのを聞いたからかもしれません。
他人の感想というのは怖いものです。
他人の感想と言えば観る前にうっかりこの記事を読んでしまったので、
そんなに原作と違うのかとか結末はどうなるのかばかり気になってしまったのでした。
ただ上の記事は面白いので読んで見るのをオススメします。
しかし銀河鉄道より眠くならなかったと言ったのは、銀河鉄道を連想することが、
色々あると思ったからなのです。ここからネタバレ注意でお願いします。
まずブドリが度々みる夢ですが、あれは死後の世界やその中間なのだと思った次第です。
普通に銀河ステーションなどと言う単語も出てきますし、
浅草十二階や見せ物小屋、裁判所、そこに出てくる猫ではない化物たちなど、
そしてネリをさらって行った人さらいが、こちらの領域に入るのは領海侵犯であるとか、
ブドリの最後に現れて火山に連れて行くのも人さらいだったりするんですよ。
結局ネリも原作だったら再会して生きてる事が分かるんですけど、
その描写もなく生きてるのか死んでるのかも分からない。
つまりある種ブドリはそういった世界を行き来しながら様々なものに出会う、
死と生の中間的な者に感じられたからです。まるでジョバンニの様に。
まぁジョバンニはカンパネルラと別れて生きますけど、
ブドリは死にますから別ですけどね。
あと映像はとても綺麗でした、背景もCGも違和感なく完成されていましたし、
劇場はこれくらいの映像じゃないとなと思わせる出来でした。
これも銀河鉄道の映像も素晴らしかったですけどより美しくアイデアに溢れていました。
ここらへんでまた銀河鉄道を出しとかないと連想の根拠が薄くなりますので、
ご了承ください。
そんな感じで全体的に観れて良かったです、
劇場じゃないと起きれていたか分かりませんし、パンフも買えましたし、
ドリンクホルダーや友人の誕生日プレゼントも買えましたしね。
しかしホントいつもPCで小さい画面で画質も並かそれ以下のアニメばかり観てると、
劇場の巨大な映像がやたら綺麗に感じられます。
いやいや観れて良かったです。
あとパンフにスタッフクレジット載ってないんですけどー!!
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