りょーちもFLASH講習の感想

もう一ヶ月以上前になるけどりょーちもさんのFLASH講習に参加してみました。

定員が150名と言う事だったので一応事前にメールを送って参加しました。

 

場所はルネ小平と少し遠かったのですが、会場のホールはそこそこ広く

人数もちょうど150人前後といった感じで、多すぎて会場に入れないようなことは

なかったみたいでした。

 

まず記憶が確かならゆ〜たさんから簡単な挨拶があり、

次に前面に広がった巨大スクリーンを使ってりょーちもさんが色々FLASHについて

話してくれるような感じになりました。

そこではバーディなどの作品を使った実際のFLASHファイルを開いて見せながら、

どういった感じで作画を行っているなどの説明がありました。

またFLASHで作成した夏雪ランデブーの絵コンテをみせて頂けるなど、

さまざまなFLASHの使い方を観る事ができました。

そのあと半分ぐらいの時間を使って質疑応答のコーナーになり、

その後はタツノコ新規プロジェクトの説明会で応募者以外は解散みたいな感じになったので

帰ってしまいましたが、すこし残れば良かったかなと後で思いました。

 

話された内容についてですがフラッシュを使う事のメリット、デメリットが

印象に残りました。一番のデメリットとして鉛筆と比べての描きにくさが

大きいと言われていて、参加者の中にもそれで諦めた人もいるようでした。

次にデジタルでの手軽さがメリット、デメリットの両方になるとも言われていて、

作監したデータをそのまま使えたり、撮影した後でも部分修正などがやりやすいなど

便利な点もあるが、いつでも直せる事によりギリギリでの修正でわたわたになる

などもおっしゃられていました。確かに現在も仕上げがデジタルになったことに

よって動画以降の作業が大分きつきつな感じですので、さらにスケジュールが

悪化する危険性もはらんでそうです。

あとFLASHでの絵コンテ作業は音も一緒につけれてビデオコンテ的に出来るみたいなので、

すごく便利そうだなと思いました。

 

今回の講習は動きの確認がすぐ出来るとか鉛筆のようなブラシも設定できるとか、

こういう風に作業できますと言った感じでFLASHで作画したいと思っている人や、

FLASHを扱った事があるひとにはどんな事が出来るかとういのがよくわかる講習でした。

ただあくまでFLASHでの作画についてこういった事ができますみたいな感じで、

FLASHを全く知らない人や逆にFLASHで作画をやっている人には、少し具体的な方法や

仕組みについての説明に欠けた講習だったかもしれません。

ただりょーちもさんのデジタル作画についての考え方や、業界に対する考え方などを

生で触れられて良かったと思います。

 

タツノコでの共同アシスタントの募集も終わったみたいなので、

りょーちもさんの新作に期待大ですね。