東大の大平晋也さんの講演に行ってきた

11月23日11時40分に東大の駒場キャンパスに到着する。

事前申し込みがあり受かんないだろうな〜と思いつつ申し込んだのだが、

申し込んだ事を忘れていて、しかも当選メールが迷惑メールフォルダに入っており、

それに気が付いたの前々日とかで、誰も誘う事も、言う事も出来ずに一人降り立つはめに。

集合時間が12時30分なので時間まで適当にぶらつくが、

やたら牛串の屋台が多く東大生は肉好きなのか?それとも関東全体が肉食系なのかもしれない。

屋台のノリは京都の大学の頃と変わりなく元気でちょっと軽かった、

大学生ってどこもノリは一緒なのか?と思った。学力は圧倒的に違うけど・・・

 

大平さんの講演は軽い自己紹介から始まり、事前のアンケート集計結果についての話、

大平さんの動画時代から今まで関わってきた作品の原画について、

その時に一緒に仕事した他のアニメーターさんの話とか聞けて面白かった。

映像もユンカースのパイロットフィルムとかアスラズアースとか、

初めて見るのも多かった。

司会の部員の人が二年生と言っていたけど、やたら大平さんとかアニメーターに

詳しくて、下調べが凄いのか、凄い作オタのどっちだろうかと思って聞いてました。

全体的に整理券や会場の席順、カメラの持ち込み禁止、しっかりしたパンフレット、

質問も事前に募集したものだけと、やたらしっかりしてて、大学の講義的なノリだった。

ある意味東大っぽい。

大平さんが結構ぶっちゃけた事を言ってくれるので面白かったけど、

特に宮崎さんとの話とかユンカース、フリクリ、ももへの手紙の話とか結構ぶっちゃけてた。

ユンカースで2ヶ月のスケジュールを半年かけて降ろされたとか、

ももへで井上さんに画面が汚いと言われちゃったとか。

あと風立ちぬのラフ原を紙でイノセンスの原画などをデータでみせてもらえて、

やたらリアルな風立ちぬの主人公のラフ原や、風立ちぬの作監である高坂さんや、

イノセンスの作監である沖浦さんに修正をもらう前と後を見せてもらえて本当に良かった。

最後の方は前半の今までの作品を振り返るのが長かったのか、

駆け足であまり原画とか見れなかったのが残念だった。

やはりタイムケジュールは天下の東大生でもコントロール出来ないのか・・・

 

終わったらすっかり日も暮れてて寒くなっていた、賑やかさは変わらなかったけど。

東大のマンガサークルが本を出していたので、それを一冊かって帰る事にした。

最後に正門前のステージでテニミュのまねサークル?がすごく踊っていて、

やたら盛り上がったギャラリーの中を青学のテーマを聞きながら帰りました。

正確にはそこから仕事でしたが・・・

 

全体的にすごく真面目で固かったけど、その分大平さんについてきちんと知る事が、

出来たんじゃないかと思う講演だった。

講演の詳しい内容は書くのめんどいし、ネットで他に書いてるの見つけちゃったので、

知りたい人は検索してください。

大平さんについてはある意味すごくアニメーターっぽかった、清書が辛いとか、

作監さんがのらずにそのまんま出ると思ってなかったとか、

でもやりたいこととか凄くはっきりしてて、なんと言うか尊敬します。

東大はやっぱ歴史を感じさせる物と、学生らしい新しさ的なものが混在してて、

なんか面白いなと思いました。

 

また何か講演があれば今度はぼっちじゃなく複数でいきたいね。